【就活の参考に】現役病院薬剤師が病院での仕事内容を紹介するよ

どうも、すなっぴー(@sunappy10mill)です。

前回の記事では、5年目の病院薬剤師のお給料を紹介しました。

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どうも、すなっぴー(@sunappy10mill)です。   https://twitter.com/sunappy10mill/status/1088693140762968064?s=19 https://t[…]

 

今回は、業務内容をお伝えしようと思います。

こんな方におすすめ

  • 病院薬剤師に興味がある人
  • 就活で病院か薬局かで悩んでいる人
  • これから薬剤師になろうと思っている人

 

 

過去の病院薬剤師の仕事

20年ほど前の病院薬剤師は薬局から出ることがなく調剤業務をするだけでした。

しかし、ここ10年で薬剤師は病棟に上がり、患者さんへの服薬指導やカンファレンス、チーム医療の参加が当然となっています。

なかなか、患者さんからは見えない仕事も多々あるので、なかなか認知度は上がらないかもしれないですが多くの業務をこなすようになってきています。

 

すなっぴー
病院薬剤師は薬局やドラッグストアと違って何をしているかがわかりにくいことがあると思うけど、仕事内容は多岐にわたるよ!

 

 

現在の病院薬剤師の仕事

調剤業務(病院によっては新人は3年ほどは調剤マシーンになる)

いろんな業務がありますが、まずここは外せません。

近年では散剤や水剤、注射などで、自動調剤の装置も出てきていますが、薬剤師の重要な仕事の1つです

 

就活面で考えると、新人は2~3年はずっと調剤しかできな病院が実在する

まさに調剤マシーンですね。

すなっぴー
えっ、調剤マシーンだなんて怖すぎ・・・

 

 

 

ですので、就活で希望している病院が、どのようなシステムなのかをしっかり確認しておいてください。

 

もちろんすべての病院がそういうわけではありませんが、そういうシステムの病院が僕の近隣だけでも2つほどあります。

 

すなっぴー
じゃあ最初の、2~3年間で薬を完璧に覚えちゃえばいいじゃん!!って思うでしょ。

 

 

それはきっと無理なの。。。

 

なぜなら、

 

調剤につかう知識と、服薬指導に必要な知識は全くの別物

→薬だけではなく病態やガイドラインを理解している必要があるため

 

調剤マシーンなので、一つ一つの薬の使い方をその都度確認する時間はない

 

処方箋の監査(その処方箋の内容が適切かどうか)をする専任の人がいる

→なので自分は考える必要がない

 

仕事が終わった後に勉強したいけど、実際は疲れ切ってできない

→これは人による。。。

 

 

これが1つの現実です。

 

なので、とりあえず病院に就職して、結婚などで3年程度で病院を辞めようと思っている女性は、そういう病院はお勧めできません。

 

 

新人は2~3年間ずっと調剤(内服、散剤、水剤、注射)しかできない病院がある

 

 

抗がん剤、高カロリー輸液の調製

これは患者さんが知らない仕事でしょう。

 

抗がん剤や、無菌操作が必要な高カロリー輸液はそれぞれ、安全キャビネットやクリーンベンチを使って調製します。

 

抗がん剤は FOLFOX、FOLFIRI.といった様々なレジメンがあり、投与量や投与間隔が適切かといったレジメンのチェックも薬剤師の仕事です

抗がん剤は、一つ間違えたら命に係わるものなので、投与量の確認や調整は非常に神経を使うことの1つです。

すなっぴー
抗がん剤や高カロリー輸液の調製や監査は命に直結するので、とても神経を使うよ。

病棟業務

持参薬の確認

持参薬とは患者さんが病院に持ってきたお薬のことです。

 

医療がどこでも受けられる現在では、患者さんは様々な病院から薬をもらっているので、どんな薬をどのように服用しているかは、治療を行う際に知っておく必要があります。

 

患者さんの薬を確認すると、同効薬を重複して飲んでいるケースも多々あるんですよ。

 

すなっぴー
患者さんから薬の情報を聞き取り、医師や看護師といったほかの職種と情報を共有することはめっちゃ大切!!

 

服薬指導

病棟では入院患者さんに入院中に新しく開始になった薬や、中止になった薬について説明をします。

調剤薬局ってめっちゃ忙しいので、薬の説明を詳しく受けてない人って多いんですよ。

 

そこで僕たち病院薬剤師の出番です。

患者さんは入院しているので、めっちゃ時間が有り余っているの、詳しく説明することができるんです!!

せっかく入院してきたんだから、いろいろ勉強して貰いましょう←

 

でも、だらだらおはなしするわけじゃないですよね。

必要な情報を適切に伝えるのが重要です

飲んでいる薬が10種類あるなら、すべて同じ比重で説明するのではなく、メリハリをつけて説明するのが大切。

理解力が悪い人なら、重要な1種類だけの説明で終わってもいいと僕は思います。

すなっぴー
入院して患者さんは様々な不安を抱えています。医者には言いにくいことや、薬剤師にだから言えることもたくさんあります。

 

 

 

チーム医療(ICT、NST、褥瘡対策チーム、緩和ケアチーム、糖尿病療養士チーム)

病院では様々な職種が参加する専門のチームがあります。

ICT(感染対策チーム)は毎日活動しています!!

それぞれの専門性(医師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、管理栄養士、看護師)を発揮することで、さらなる医療の質の向上に日々励んでいます。

 

もちろん薬剤師もそれぞれのチームに参加してい活動していますよ!!

すなっぴー
病院といえば多職種連携!!それぞれの専門性を組み合わせることで、思いもよらない解決策が見つかることもあります!

薬剤管理

病院での治療といえば当然、医薬品を使いますよね。

肺炎の治療でも抗生剤をつかうし、内視鏡の検査でも下剤を使うし、外科の手術でも麻薬や様々な薬を使います。

 

そう、病院経営という点で考えると、薬剤管理は非常に重要なんです

【すなっぴー】病院の薬剤の購入費は毎月数億円にも及びます。

 

薬剤の採用品目の選定、希少疾患に使われる医薬品の管理(最近では1回1000万円の薬もある)、医薬品の流通の把握などの仕事も非常に重要なんです

あんまり大学では習わないことですが、薬の値段をざっくり覚えておくと役に立ちますよ

 

当直

うちの病院では当直があります。

つまり24時間の勤務ですね

実質24時間では帰れないので24~26時間くらいは病院にいます。

 

仕事は、主に入院患者さんと夜中に緊急で病院に来た人の薬を調剤

 

何がつらいって、年末年始、GW、お盆関係なく当番に当たればは働きます。

みんなが、大みそかに紅白を見ているときに、自分は忙しく働いているわけですね。

 

もちろん、働く病院次第なので、当直があるのがいいのか、無いのがいいのか考えてみてください。

 

すなっぴー
年末年始に働くのは結構ストレス。。。ゆっくり休みたいね

 

 

まとめ

病院での仕事を少し書いてみました。

いろんな業務があるので、飽きずに仕事できるのはいいかもしれませんね。

 

・入院中の患者さんは時間が沢山あるので、しっかりと服薬指導にかかわることができる

・日ごろの業務で様々な問題にぶつかるので、必然的に自分のスキルが上がる

・多職種と連消して仕事をするのですなっぴーみたいなコミュ障はちょっと辛いかも

・患者さんは常にいるので年末年始、GWにも働かないといけない。ほんとにつらい

 

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